第5回 全国高等学校陸上競技選抜大会(大阪府ヤンマーフィールド長居)
優勝 男子300m 柴崎 悠斗(神町中)33秒79
2位 男子300mH 永井 桂大(小国中)36秒65(大会タイ記録)
この大会は、インターハイ種目にない300m、300mH、2000mSC、10000mなどの種目と、混成種目で全国トップを競う大会である。昨年度は女子三段跳びに出場し予選で敗退した悔しい大会であったが、今年度は男子300mと男子300mHの2種目に出場することができた。
初日に行われた男子300mHでは、予選8組に分かれて出場した選手のタイム上位8位までがA決勝、9位から16位までがB決勝へと進むことができる中で、永井は予選最終8組目に出場し、37秒05の好記録で予選全体のトップのタイムでA決勝へ進出した。同日に行われたA決勝では、スタートからスピードに乗り、最後の直線半ばまでトップだったが、インターハイ400mHで第2位に入賞した福島県の選手に抜かれ、惜しくも2位でゴール。あと少しのところでタイトルを逃した。しかし、36秒65のタイムは大会タイ記録であり、堂々の2位入賞となった。
2日目に行われた男子300mでは予選6組に分かれてレースを行い、300mHと同じようにタイムでA決勝とB決勝への進出を争った。予選2組目に出場した柴崎は33秒86で組2着であったが、予選全体の2番目のタイムでA決勝へ進出した。同日に行われたA決勝では予選で敗れた栃木県の選手に先行を許すも最後の直線で抜き返し、見事トップでゴールした。同じ決勝にはインターハイ400mで4位に入賞した高知県の選手なども出場していたが、その選手らを抑えての優勝は大変素晴らしい結果であった。
今回の大会は2人の出場選手がそれぞれ金メダルと銀メダルを獲得するという、素晴らしい結果を収めることができた。この背景には地元山形で行われたインターハイにおいて、あと一歩のところで入賞できなかった悔しさがある。その悔しさをバネにインターハイ後もしっかりと練習を積んで得ることのできた結果である。短距離の松田コーチのきめ細やかな指導のたまものである。永井は10月に愛媛県で行われる国民体育大会に出場する。国体の400mHでも全国入賞できるようにこれからの練習を頑張っていきたい。