部活動紹介(科学部)
顧問 井上
米沢中央高等学校科学部を紹介してください
現在、部員は 3 年男子 1 名だけです。華やかな運動部とは異なり、自然を相手に地道にデータを集めて、それをまとめて結果を出し考察するという過程を経て作品を出品し、発表するという活動です。幸いにして現在われわれには興味をもっていることがあり、地道な活動ではありますが、自然というとても手ごわい相手に立ち向かっていくという感じでしょうか。
井上先生が考える科学部の魅力を教えてください
特に魅力とは思っていませんが、自然を相手に調べて結果を出し考察する、この繰り返しが楽しいと感じるときがあるので、続けていられるのでしょう。いくら考えてもわからなかったりすると苦しいことがあります。「これだ!」と思いついた時もわずか 1 時間くらいでやっぱり違うとわかってしまうこともあります。われわれは、米沢の里山である斜平山を中心として、地形の研究を行っています。地形の形成は断層が関わっていることが多いと考えており、断層の研究という側面もあります。断層というと地震の発生につなげて考える人が多く、断層=地震と考える人にとっては楽しい研究には見えないでしょう。
井上先生と上記の研究との関わりを教えてください
大学で地質学をやり、地質調査の会社に勤めてから本校にお世話になっています。