【スライド】平成26年度置賜地区高校演劇春季合同発表会
今回は一年半ぶりの創作劇「いのせん」を上演しました。いろんなテーマを盛り込んだ台本で、見た人たちによって様々なことを考えてもらえる舞台になったのではないかと思います。生徒たちは時間のない状況でも一生懸命に頑張ってくれました。顧問の書いた台本の完成が遅くなってしまったり、体調不良が続出したり、練習時間が確保できなかったり。何より、今回の舞台は米沢東高校の演劇部と合同で創り上げるものだったこともあり、二校の予定が合わないときは本当に苦労したことでしょう。
しかし、そんな障害を乗り越えて迎えた本番当日。生徒たちは緊張こそすれ、怖気づいた様子もなく、しっかりとその場の空気を楽しんでいたように見えました。大小ミスはありました。ありましたが、それも気にならないほど、溌剌と舞台上を動き回る彼らには存分に楽しませてもらいました。
また、今年卒業した三年生の上演も見事なものでした。一人で40分以上も語り続けるという難しい台本にもかかわらず、なんとも簡単に演じきってしまうのだなぁと感心したものです。実際は、新生活に向けて忙しい時期のなか、何とかやりくりしながら必死に練習してきた努力の結果なのですが、彼女の役者としての余裕があるからこそ、見ている側は安心して観ていられるのでしょう。
そして二日目の福島からのゲスト、県立大沼高校と会津若松ザベリオ学園の上演は実にレベルの高いものでした。リハーサルの時点ですでに、我々よりはるかに効率よく動く姿がありました。生徒たちも、その様子に惹きつけられ、リハーサル中もじっと目を離さず、少しでも多くを吸収しようとしていました。頼もしい限りです。
もちろん、その二校の上演も素晴らしいものでした。福島の大会で上演したものとのことで、福島・会津若松の演劇に対する意識の高さがうかがえました。
今後もこのような交流が続けられると良いですねと、集まった顧問の先生方とお話もしました。来年度も是非是非!もっと盛り上げてまいります!
しかしまず、今年度の活動は一段落。生徒の皆さん、お疲れ様です。
ご協力・ご支援をいただいた保護者の方々、地域の方々、本校の先生方、本当にありがとうございました。